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Cisco が、AppDynamics でアプリケーションの可視性と ビジネスの成果を強化

Cisco Systems は、インターネットプロトコルをベースとするネットワークや関連サービスの設計、製造、販売の世界的なリーダー企業です。 建物内やキャンパス間で、データ、音声、ビデオを転送する幅広い製品ラインアップを提供しています。 

Cisco のセキュリティクラウドオペレーションは、同社のセキュリティビジネスグループのさまざまな製品で構成されています。 Cisco Cloud Web Security (CWS) は、業界をリードするセキュリティと制御を分散型企業に提供しています。 CWS を使用するユーザーは、
Cisco の世界的な脅威に関するインテリジェンス、高度な脅威防衛機能、ローミングユーザー保護により、 いつでも、どこでも、確実に保護されます。

当チームは、サイトのパフォーマンスやキャパシティを管理し、 問題の根本的原因を速やかに発見して迅速に解決することで、シームレスなサービスを保証するという役割を担っています。

課題

Cisco のセキュリティクラウドオペレーションは、毎日 2 億 5,000 万件を越す脅威を阻止しています。当チームの主要な課題は、同社の既存のモニタリングツールによって毎年発生する 88,000 件ものアラートに対処することです。ただし、こうしたアラートの 96% が「false positive (誤った判定)」であったことから、価値ある時間とリソースが無駄になっていました。世界中に広がる CWS の 23 ヵ所のデータセンターで処理される圧倒的なデータ量の管理は、チームの明確な課題となっていました。全体で 200 以上ものアプリケーションを取り扱う、2,000 の物理的サーバーや 5,000 の VM を持つ Cisco では、複雑な環境をサポートできるスケーラブルな APM ソリューションが必要とされていました。

AppDynamics は、23 のデータセンター全体に導入され、わずか一週間で合計 15,000 ものエージェントを展開し、そのすべてが単一の AppDynamics レポートサーバーへとつながれています。

同時に同社では、一日の平均トランザクション件数が 55 億から 63 億 7,000 万件に増大し、ユーザー数も昨年対比で 12% の増加が認められていました。こうした要求に応じるためのコンピューティングパワーの継続的なスケールアップは、持続可能なことではありませんでした。 Cisco では、確実な実施が保証されつつ、効果的な拡張とトラフィック管理を行える方法が必要とされていました。

ソリューション

Cisco のセキュリティクラウドオペレーションでは、こうしたインフラストラクチャの拡張を可能にし、定常的な大容量のトラフィックに対応する、堅牢な次世代アプリケーションパフォーマンス管理ソリューションが必要だったのです。

同社は 2013 年 5 月に初めて AppDynamics と契約を結び、パフォーマンス環境における問題の特定に AppDynamics を使用して、主要なセキュリティスキャナの全体での概念実証を実施することを決めました。 

Cisco Security Technology Group のテクニカルオペレーションマネージャ ー、Nitin Thakur 氏は「すでに最初の評価の時から、我々が毎日取り扱う膨大な量のトランザクションへの対処に必要な機能を AppDynamics が提供できることは明白でした。市場に出ている他の製品の評価も行いましたが、当社にとって、AppDynamics こそ正確なエンドツーエンドの可視性をもたらすものでした。さらに、導入の容易さにも感動しました。そして決定的であったのは、将来のロードマップの重点が当社の将来の成長の支援に置かれていたことでした」と語っています。 

概念実証の成功を受けて、AppDynamics は同社の 23 ヶ所のデータセンター全体で導入されました。合計 15,000 のエージェント、はわずか 1 週間で展開され、それがすべて単一の AppDynamics ホスト SaaS コントローラにレポートを送っているのです。 

 

AppDynamics のおかげで、我々は「勘に頼る」のではなく、データによるトラブルシューティングを行えるようになりました。このソリューションは、何かが適切に機能していない際のアプリケーションに対するインテリジェンスを我々に提供してくれます。

メリット: パフォーマンスの向上、コラボレーション、および可視性

Cisco はそれまで、標準的なモニタリングツールから、1 年で 88,000 件ものアラートを受けていましたが、そのうち実際に対応策を必要とするアラートはわずか 3,000 件しかありませんでした。AppDynamics の導入により、シスコは過去 12 ヵ月の誤った判定を大幅に減少させることができました。 

「AppDynamics を導入する以前、当社のネットワークオペレーションセンターのチームは、間違った問題の間違った箇所を延々と調べていたのです。例えば NOC チームが誤った各アラートの調査に平均 5 分を費やすだけであったとしても、1 年で 7,000 時間以上に達しますが、これはより重大な問題に取り組み、イノベーションを推進するために費やすのに十分な時間です。AppDynamics プラットフォームを導入して以来、今まで調べてなかった問題を特定することができました。AppDynamics のおかげで、我々は「勘に頼る」のではなく、データによるトラブルシューティングを行えるようになりました。このソリューションは、必要な時に可視性を与えてくれ、何かが適切に機能していない際のアプリケーションに対するインテリジェンスを我々に提供してくれた。」と、Thakur 氏は語っています。 

AppDynamics を導入して以来、Cisco では、サービスに影響を及ぼす固有の遅いビジネストランザクションの特定や多数の構成エラーを解決してきました。例えば、「我々は、中心となるハブに不要な 1,700 万件ものリクエストが送り返されるという構成の問題を見つけました。AppDynamics では、この問題を発見して修正するまでにわずか 5 分しか要しませんでした。我々は以前、この問題を調べてもおらず、現象が現れたときに確認するだけでした」と Thakur 氏は説明しています。数多くのメリットがある中で、これはプラットフォーム全体でメモリ使用の 4~5 パーセントの増加をもたらしました。 

AppDynamics は現状で何が発生しているのかということに対する可視性を与えてくれます。そして、それによりエスカレーション数が大幅に減少されます。

「AppDynamics は、運用、開発、テスト間で共通の言語を提供します。このプラットフォームの導入によって DevOps モデルへと舵を取ることができ、社員同士の協力体制にもよい影響がもたらされました」と、Thakur 氏は語っています。「AppDynamics によってもたらされる可視性によって、社員たちは問題解決に至るまでの強力な権限が与えられ、ビジネスの成果に影響を与えることができると受け止めるようになったのです。」 

「当社は非常に頻繁にアプリケーションをリリースするため、我々にとって実運用における APM を持つことは非常に重要でした。AppDynamics は現状で発生していることについての大きな可視性をもたらし、またエスカレーションの数を大幅に減少させ、顧客へのシームレスなサービスの継続的な提供を実現してくれるのです。」 

今後の計画

Cisco は、Application Runbook Automation (RBA) をモニタリングソリューションの最重要部分と位置づけ、近い将来、これを広範囲に展開しようとしています。「目標は、人間が直接相互作用するアラートをなくし、問題が自動的に修復され、必要な場合には、開発チームに送られるようにすることです」と、Thakur 氏は語っています。 

「私の目標は、Chaos Monkey の必要をなくし、AppDynamics によるモニタリングを眺めて、必要な措置を自動化できるようにすることです」と、Thakur 氏は付け加えました。 

AppDynamics は、我々が毎日取り扱う膨大な量のトランザクションに対処するための必要な機能を提供してくれます。

Cisco では将来、AppDynamics をさらにセキュリティクラウドオペレーションと統合させる予定です。